アウディA1 1.0 TFSI

弱点はやや高すぎるプライスぐらい。ベストバイか。

神谷 龍彦

他のアウディ車よりもフロントが軽い印象。その分軽快な感じがする。コーナーが楽しい。

ドイツ車らしくボディ剛性の確保に抜かりはない。なのに、乗り心地もいい。最良のバランスか。

昨年の10月に追加された1リッターは、アウディ初の3気筒。22.9km/ℓの燃費も同社のベスト。



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 アウディA1は、日本では2015年の5月にマナーチェンジを受けた。1.4リッターターボは140psから150psにパワーアップ。それと同時に1リッター3気筒ターボ(95ps)が追加された。アウディとしては初めての3気筒エンジンである。この新エンジン、さすがにアウディらしい仕上がりだった。どのあたりが? というと、一般道などでの穏やかなアクセルワークにほどよく反応してくれる点だ。滑らかでカドなく低回転から高回転まで淀みなく回る。どこにも無理はない。
 100㎞/h走行時のエンジン回転数は2200回転くらい。燃費もいい。22.9㎞/ℓはアウディ史上最良だ。7速Sトロニック・トランスミッションの効果も無視できない。ただし、5000回転以上は多少ノイジ―になる。
 操縦安定性も小気味いい。フロントが軽やかに入り、コーナリングが楽しくなる。ドイツ車らしく剛性感はあるのに(今やフランス車でもほとんど遜色ないが)足がしなやかにボディの動きを受け止める。このあたりのまとまりの良さは、ポロや208.そしてデミオなどのライバルに比べて一頭地を抜く。このクラスではトップと言っていいだろう。しかし、249万円という価格はやや割高感がある。あえて弱点をあげればこのプライスくらいか。

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写真:佐久間 健

<神谷 龍彦> 最終更新:2016/02/21