マツダCXー5

ディーゼルの加速感に驚く!

音田 稔



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 新開発2.2Lディーゼルエンジンと2.0Lガソリンエンジンの2種。車体は2駆、4駆の2種で組み合わせると4通りの試乗が準備されていた。この中から今回注目のディーゼルエンジン搭載の2駆、ガソリンエンジン搭載の4駆を試乗した。
 乗り込む前の印象は、大きなボディだなと感じた。試乗コースの山路を上手に楽しめるか心配したが、運転のしやすさで直ぐにその心配は消えた。アクセルを踏み込む瞬間2.2Lディーゼルの加速感に驚く。その昔、騒音と振動の悪いイメージに泣かされた世代には、全くディーゼルを感じさせない静かで、滑らかなエンジンスタートである。
 走行中、メーター内の青ランプが点灯「しなやかな運転」のサインで、車の動きが滑らかなことを教えてくれる。走りが自分の思いのままになり、運転が上手になった気分にしてくれる。
 ボディの大きさを実感したのは後退のとき。不慣れな試乗車のためか、モニターの助けを必要とした。アクセルを踏み込む上り急坂ではわずかにディーゼルらしいエンジン音を耳にするが、全般に静かで快適な楽しいドライビングができた。
 2台目の試乗車は2.0Lのガソリン車。走り出しはディーゼルの高トルクに比べてやや弱い感じがしたが、マニュアルモードにシフトすればそれなりの加速感もあり、これも楽しい。
 上天気に恵まれた箱根の試乗では快適であったが、日常の市街地、雑踏での走行では「スカイアクティブ」技術によって、燃費、排ガスなど環境性能をクリアできるとしても、走行性能を十分に発揮できるか余計な心配をした。
 長い間、ディーゼルエンジンに対してあった騒音、振動、排ガスの悪いイメージがこの車の登場によって完全に払拭されることを期待している。ユーザーにとって、車の選択のときディーゼル、ガソリンのどちらでも使用条件に合わせて自由にエンジンを選択できる時代になった。


(写真:MAZDA/飯塚)

<音田 稔> 最終更新: