【JAIA 2018】ジャガー F-タイプ 400 スポーツクーペ
JAGUAR F-TYPE 400 SPORT COUPE

スポーツカーはやっぱりこうでなくっちゃ!

スーパーチャージャー付き3リッターV6エンジンは400㎰。車名の400はこの馬力に由来する。

ラグジュアリー傾向の強かった足だが、このモデルではさすがにピュアスポーツらしくなった。

0-100km/hは4.9秒(FR)。後方視界にやや難があるが、ジャガー乗りは細かいこと気にしない。



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 今回、JAIA試乗会でF-TYPE 400 スポーツクーペに試乗できた。ジャガーに乗るのは2016年次のRJCカーオブザイヤー・インポートの6ベストとなったXE以来となる。その時の印象はスタイルにしてもパワーにしても、スポーツカーと言うよりはラグジュアリーカーという印象だった。どこをとってもしなやかな印象で、スポーツカー好きにはもの足りない面があったのも事実。
 今回のF-TYPE 400 スポーツクーペは、ロングノーズ&ショートデッキで、いかにも古典的なスポーツカー然としたスタイリングを持ち、やっぱりジャガーはこうでなければ!と思わせるもの。コクピットも程よくタイト感があり、セミバケットタイプのシートのホールドも良い感じ。
 搭載されるエンジンは3リッターV6にスーパーチャージャーが装着され、400psのパワーと460Nmのトルクを発生する強力なもの。ただ、V6ということもあり、エンジンを始動しても、振動も少なくエキゾーストノートはジェントルに感じられた。ATのセレクターレバーもただのスイッチというのではなく、カチッカチッと節度を持って操作できて、積極的にマニュアルモードを使いたくなる機能性があるのも良い。
 走りはスペックからもわかるように、なかなか一般道でその本領を発揮することはできない。空いたストレートで急加速を何度か試してみたが、そのパワフルさの一端を知ることができた程度で、狭いワインディングロードではどうしても持て余し気味になってしまう。やはりある程度の高速ステージが向いているようだ。
 ただ、足回りはとても引き締まっていい感じだし、ステアリングは適度な重さがあり、路面の状況を確実に伝えてきてくれるので安心感もある。この辺は、やたらと操作系の軽さを演出するクルマが多いなかで、スポーツカーメーカーとしてのジャガーの面目躍如といったところ。ロングノーズは、決して見切りが良いものではないし、後方視界もちょっと難があるなと感じたが、そういう細かい?ところを無視できる魅力のあるクルマだと思った。
報告:飯嶋洋治
写真:怒谷彰久

<飯嶋 洋治> 最終更新:2018/02/16