第18回(2009年次)RJC カー オブ ザ イヤー

 

11月18日(火)、ツインリンクもてぎ(栃木県芳賀郡茂木町)において、2009年次RJCカー オブ ザ イヤーの最終選考会が行われました。第一次選考をパスした各賞6車(6技術)を一同に会し、ツインリンクもてぎ内の特設コースでイコールコンディションによる比較試乗を実施。即日投票・公開開票を行い、各最優秀賞を決定いたしました。結果を下記の通りご報告いたします。 なお、本年度のパーソン オブ ザ イヤーは「該当者なし」と決定いたしました。

 

2009年次RJCカー オブ ザ イヤー表彰式

2008年12月16日(火)東京・千代田区にある東海大学校友会館において、2009年次RJCイヤー賞の表彰式が盛大に行われました(最終選考結果は既報のとおりです)。自動車業界はもとより、世界経済が混迷の時代を迎える中、当会最大のイベントを無事終了することができたのも、関係各位のご理解とご協力の賜物と感謝いたします。

 

 

2009年次 RJC カー オブ ザ イヤー 最優秀賞

スズキ ワゴンR/ワゴンRスティングレー

大幅に高められた内外装の質感や車内の静粛性は、もはや登録車に比肩しうる水準。市街地走行では自然吸気モデルも動力性能にまったく不満を感じさせず、ターボモデルならファーストカーとして長距離ドライブにも適応可能な動力性能を有する。CVT採用モデルの拡大により低燃費化を促進させ、グリーン税制適合グレードを充実させるなど、環境への取り組みも万全。生活に密着した道具として完成度を大きく高めたことが評価された。


2009年次 RJC カー オブ ザ イヤー = IMPORT

アウディ A4/A4アバント

流麗で空力性能に優れたエクステリアと、スポーティかつ上質なインテリアを実現。前後の軸重を理想的に配分した新型プラットフォームや、再設計されたサスペンションなどがもたらす優れた走行性能に加え、アウディ・ドライブセレクトやアウディ・ダイナミックステアリングといった新機構を採用したことが評価された。


2009年次RJCテクノロジー オブ ザ イヤー

フォルクスワーゲン

1.4リッターTSIシングルチャージャーエンジンと7速DSG

ツインチャージャーを備える従来型1.4リッターTSIに対し、過給器をターボのみとすることによりコストダウンを実施。小径タービンと水冷式インタークーラーの採用により、ターボラグの極小化を図り、ターボの存在を感じさせないドライバビリティを獲得した。DSGも乾式クラッチを採用することにより、大幅な軽量化とコストダウンを達成。先進技術を大衆車にも搭載可能としたことと、違和感をまったく覚えさせない熟成された変速制御の両面が評価された。


2009年次RJCカーオブザイヤー特別賞最優秀ハイパフォーマンス&スポーツカー

三菱自動車工業 ランサーエボリューションX

4種のハイテクデバイスを統合制御して4輪の駆動力を最適制御するS-AWC(スーパーオールホイールコントロール)を装備するのに加え、国産車初のツインクラッチ式AMT(Automated Manual Transmssion)も採用。世界トップレベルの運動性能が一般ドライバーでも楽しめる。なおかつ4ドアセダンとしての実用性も備えるなど、高性能と万能性をリーズナブルな価格で両立させたことが評価された。