光岡自動車の総業50周年を記念して、オープンカー「Rock Star」が発売された。ベースはマツダ・ロードスター。ちょっと見てもしっかり見ても1963年に発売されたシボレー コルベットの2世代目モデル「スティングレイ」をイメージしていることが分かる。エッジを効かせたデザインはものの見事にその世界観を再現した。
ホイールベースはローダスターよりも600mmも長いが、その半分以上はボンネットを長くするために使われている。全長×全幅×全高は4345×1770×1235mm。もちろんロードスターよりは大きい。
パワートレインは「SKYACTIV-G 1.5」。1.5ℓ直列4気筒の最高出力132ps。トランスミッションは6速MTまたは6速AT。ホイールはクラシカルな15インチ、タイヤはBFグッドリッチのホワイトレター。このあたりのこだわりも凄い。
価格はベースグレードS(6速MT)が468万8200円、S Special Package(6速MT)が498万3800円、同(6速AT)が518万3600円だ。
200台の限定販売で、初期の50台はすでに完売。ただしオーナーの手元に届くのは来年の6月以降になりそうだ。その後は2020年に75台、翌2021年に残りの75台という計画だ。
「100年以上続く企業を目指し、ミツオカブランドをさらに強化していく。うちの会社はメーカーであると同時に中古車の販売もしている。さらに輸入車ディーラーとしてランボルギーニなども扱っている。今後10〜20年は最低でも年に2店舗を出したい。とくにミツオカ車を扱う正規ディーラーを日本全国津々浦々に出す方向で展開を続けていく」と光岡社長は語る。
現在、光岡自動車の事業の割合はミツオカ車事業7.5%、輸入車ディーラー事業48%、中古車事業44.5%となっており、ミツオカ車事業の割合が極端に低い。今後はそれを大きく増やしていこうということだろう。それだけにわれわれの期待値も高くなる。
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報告:神谷龍彦
写真:光岡自動車
ヘッドライトはLED。600mmも伸ばしたホイールベースの大半はロングノーズのために使われる。
コルベット・スティングレイ(C2)のように丸型のテールランプを採用。
ロードスターよりは大きいが、日本で乗るオープンカーとしては手頃なサイズ。
さすがにインテリアまではコルベット風にはできなかった。