シトロエン C3 カフェ エディション
CTROEN C3 CAFÉ EDITION

コーヒー好きのため(?)の特別仕様車

 シトロエンC3の人気が凄い。昨年7月に日本デビューして以来2000台以上が登録された。実に先代の約4倍である。フランス車としては異例ともいえる。販売の中心は243万円の「シャイン」。これだけでC3販売の90%を占めるという。
 C3の魅力はその可愛らしいスタイルと適度なサイズ感、さらにはエアバンプと呼ばれるボディサイドのプロテクターなどだ。このエアバンプ、最初は違和感を覚えたがボディ保護にも有効だし、デザインとしてもうまく消化されていると思うようになった。
 初期のユーザーサーベイではデザイン、カラー、独創性、快適性、そして価格がC3を選んだ理由だという。フランス本社の事情によって、PSAをプジョーとシトロエン、DSに分けたときは如何なものかと思ったけど、こういうヒット商品が出てくると結果オーライかも。
 エンジンはピュアテックと呼ばれる1.2ℓ3気筒ターボ(81kW=110ps)。3年連続でエンジン・オブ・ザイヤー(1.0〜1.4ℓ)に輝いた名品だ。12の安全サポート・デバイスも標準装備する。デザインだけでなくテクノロジーの面でも抜かりない。
──前置きが長くなった。
 そのC3にカフェ・エディションという特別仕様車が加わった。ただ、これは日本独自のモデルだ。
 なぜ今“カフェ”なのか? どうやらコーヒーはスターバックスなどのようなお店での楽しみ方ではなく、豆や挽き方にこだわる第三世代に入ったらしい。だから、C3でもおいしいコーヒーをゆとりをもってお楽しみいただきたいということのようだ。
 じゃC3 カフェ・エディション、ほかのモデルと何が違うのか? ブラウンのティップレザーとブラック・ファブリックのシート&インテリア(通常モデルにはない)、17インチのツートーンかブラックのアルミホイール(コレ、意外とカッコいい)、それにフロントドアの控えめのステッカーくらいだ。
 ボディカラーはブラウン系、ホワイト系、ブラック系の3色。それにボディカラーに応じて決まった色のルーフが組み合わされる。価格は252万円。シャインよりも少し高い。
 7月5日まで東京都江東区にあるカフェ「iki Espresso Tokyo」とタイアップを実施している。期間中はオリジナルのドリンクや軽食が用意される(有料)し、C3カフェ・エディションが店内に展示される。最寄り駅は地下鉄の清澄白河だが、経路が少しわかりにくいし、プレゼント企画もあるから、NETでC3情報かikiを確認してから出かけた方がいい。
※iki Espresso Tokyo=https://www.ikiespresso.com
報告:神谷龍彦
写真:佐久間健

ドアミラーの下に特製ステッカー。アロイホイールのデザインがなかなかスタイリッシュだ。

カフェ・エディションの発表会らしく関係者全員がお店のエプロンを着てプレス対応。嬉しそうにプレゼンテーションをしたのはプジョー・シトロエン・ジャポンのクリストフ・プレヴォ社長。

この内装は通常のC3には用意されていない。デザインの完成度も品質感も高い。嫌味なし。


最終更新日:2018/06/10