SHOW ROOM
アルピーヌ

六本木にアルピーヌのショールーム──
ただし3月3日まで

 六本木ヒルズにアルピーヌ ギャラリーができた。右ハンドル、左ハンドル、それぞれ1台が展示されている。場所は大きなクモのパブリックアートがある2階。斜め前に森アーツセンターへの入り口がある。ただし、このギャラリー、オープンしているのは3月3日まで。
 アルピーヌA110が復活を宣言したのは2012年、2017年のジュネーブショーでは市販モデルが公表され、昨年の6月にはフランス大使公邸で日本デビューを果たした。このときには先代A110も展示されていた。
 A110というとおじさん世代は70年代初頭のWRCでの活躍を思い出すだろう(生産は77年まで)。しかしその活躍を実体験として持っていない世代にとってもA110は極めて魅力的なスポーツカーだ。
 サイズは、全長4205mm、全幅1800mm、全高1250mm。全長はポルシェ718ケイマンよりも380mm短い。特筆すべきはアルミを多用したボディの軽さだ。車重わずか1110kg(ピュア)。これに対してスチールにこだわるケイマンは1360kgである。
 ミッドシップに搭載されるエンジンはメガーヌR.S.と基本的には同じ。1.8ℓ直4ターボで、最高出力は252ps。0-100km加速は4.5秒。ここでもボディの軽さがいきる。トランスミッションは7速デュアルクラッチ。シフトレバーはなく、センターコンソールのボタンかパドルスイッチで変速する。
 日本発表時に売られたのはプリミエールという限定車で50台。納車は昨年中に終わったという。その後カタログモデルとして売られたのはピュア(790万円〜)、リネージ(829万円〜)。性能を考えればこのプライスはバーゲンだ。
 A110の人気は高くヨーロッパでも受注に対応しきれないほどだという。日本では昨年約300台売れたそうだが今年はどうするのか?
 アルピーヌ・ジャポンのCOOトマ・ビルコさんは答える。
「そう、それを何とかスムーズにやるのが私の大きな役割です」
──今年は何台くらいが目標ですか?
 「それは何とも……」
──そこを何とか。
 「まあ300台くらいでしょうか」
 トマ氏はプレゼンテーションを日本語でやった。聞けば通算10年ほど日本で暮らしているそうだ。奥さんも日本人だとか。このギャラリー、期間限定とはいえ、広々した居心地のいい空間である。アルピーヌ関連のパーツも展示されている。

報告:神谷龍彦
写真:怒谷彰久

希望が多いのは「ピュア」の方。ハンドルの右・左は圧倒的に右だという。まあ、日本で乗るにはね。

アルピーヌ・ジャポンのトマ ビルコCOO。日本へできるだけ多く持ってくるのが重要な仕事。

車高もかなり低い。最高速250km/hのスポーツカーなのにスポイラー類が一切ないのは珍しい。

すっきりデザインのインパネ。シートのホールドも良さそうだ。スポーツカーのすべてがある。

シフトのセレクトレバーはない。このボタンか、パドルシートで変速する。


最終更新日:2019/02/21