第27回(2018年次)RJC カー オブ ザ イヤー

表彰式開催

 

RJCカーオブザイヤーの表彰式が12月18日に都内で行われ、内外イヤーカー、テクノロジー、パーソン、特別賞の5賞に輝いたメーカーの代表者にトロフィーと賞状がRJC理事から手渡された。カーオブザイヤーのスズキからは鈴木俊宏社長、カーオブザイヤー・インポートのボルボ・ジャパンからは木村隆之社長、パーソンオブザイヤーの光岡自動車から光岡進会長が出席した。表彰式のあとに開かれた懇親会まで終始和やかな時間が流れた。

 

カーオブザイヤーから特別賞まで、5賞の6ベストの受賞者たち。後列中央がRJCの飯塚昭三会長。

 

1. スズキの鈴木俊宏社長。同社は言ってみればRJCの常連だが、今回はけっこう厳しかった。

2.ボルボ・ジャパンの木村隆之社長。ボルボは特別賞とのダブル受賞だ。大健闘。

 

3. テクノロジーオブザイヤーを獲得したホンダ(本田技術研究所)の白土清成開発責任者。

4.パーソンオブザイヤーに輝いた光岡自動車の光岡進会長。意地と感謝で創立50周年!

 

 

5. マツダのロードスターアンバサダーを務める山本修弘氏。今後の展開が大いに期待される。

 

イヤーカー 決まる!

栄光の座はスズキ スイフトボルボ V90/V90クロスカントリー

 

11月14日、栃木県「ツインリンクもてぎ」で行われた最終テスト&公開開票によって、RJCカーオブザイヤーにスズキ スイフト、RJCカーオブザイヤー・インポートにボルボV90/V90クロスカントリーが、そしてRJCテクノロジーオブザイヤーに新型N-BOXの軽量化技術が選ばれた。各賞の得点と授賞理由は以下のとおり。また、RJCパーソンオブザイヤーに株式会社 光岡自動車の光岡 進氏、RJC特別賞名車レストアサービスにマツダ株式会社とボルボ・カー・ジャパン株式会社が選ばれた。

 

RJCカーオブザイヤー(国産車)

●授賞車:スズキ スイフト

スイフトシリーズはスポーツやハイブリッドもバリエーションにそろえ、幅広いユーザーに対応。特に6速MTのスイフトスポーツは、動力性能、操縦性も優れ、高いスポーツ性を持つ。独自の機構を持つハイブリッドは、5AGSともマッチングしたもので、利点の多いハイブリッドを廉価に提供した。

 

 

順位 得点 メーカー / 車名
1 258 スズキ / スイフト
2 210 本田技研工業 / N-BOX
3 193 マツダ / CX-5
4 142 ダイハツ工業 / ミラ イース
5 125 トヨタ自動車 / カムリ
6 122 トヨタ自動車 / C-HR

 

RJCカーオブザイヤー・インポート

●授賞車:ボルボ・カー・ジャパン ボルボV90/V90Cross Countory

共通の基本構造を用いながらとボディバリエーションとサイズの違いにより多様なクルマづくりを可能とする新世代ボルボの第2弾。メカニズムは第1弾のXC90と同じだが、モデルを重ねるごとに練成度を増していることが評価され、同時に基本構造の有用性が確認された。

 

 

順位 得点 メーカー / 車名
1 256 ボルボ・カー・ジャパン / ボルボ V90/V90 Cross Country
2 238 ビー・エム・ダブリュー / MINI クロスオーバー
3 229 アウディ ジャパン / アウディ Q2
4 118 FCAジャパン / アルファロメオ・ジュリア
5 110 プジョー・シトロエン・ジャポン / プジョー 3008
6 99 プジョー・シトロエン・ジャポン / シトロエン C3

 

RJCテクノロジーオブザイヤー

●授賞技術:本田技研工業 新型N-BOXの軽量化技術

車体骨格の47%と従来から大幅に増やした高張力鋼板の採用とともに、Bピラーの外板に1180MPaの超高張力鋼板を世界で初めて使うなどしてプラットフォームを旧型より80kg軽量化。またスポットでなく連続したシーム溶接、フロア回りは高粘度接着剤を併用した面接合技術により軽量化と高剛性を両立した。

 

 

順位 得点 技術名 搭載車種
1 217 新型N-BOXの軽量化技術 ホンダ N-BOX
2 198 新開発ハイブリッドシステム スズキ スイフト HYBRID
3 183 ステアリングアシスト機能BLIS (後方衝突回避支援機能) ボルボ V90
4 160 新開発 1.4L直噴ターボエンジン スズキ スイフトスポーツ
5 137 ダイナミックフォースエンジン2.5 トヨタ カムリ
6 134 新しいquattroシステム アウディ Q5

 

RJCパーソンオブザイヤー

●授賞者:光岡 進 氏(株式会社 光岡自動車 取締役会長)

幾多の苦難を乗り越えて1996年には「ゼロワン」で型式認証を取得し、国内10番目(当時)の乗用車メーカーとなった。今年で創業50周年の節目を迎えたが、大手メーカーと伍して、職人のハンドメイドによる受注生産という独自の「光岡ブランド」を確立するなど、数々の個性豊なクルマを市場に提供している。今も現役会長として現場で活躍していることを評価した。

 

RJC特別賞「名車のレストアサービス」

●授賞会社:マツダ株式会社
●授賞会社:ボルボ・カー・ジャパン株式会社

マツダの「初代ロードスターのレストアサービス」、ボルボの「クラシックボルボ・リフレッシュプロジェクト」はともに、単なる耐久消費財として遺棄されがちな旧車に、絶版部品の供給や修復サービスを提供する等、自動車文化の向上に寄与するものとして、両社の取り組みを評価した。


 

今年もRJCカーオブザイヤー選びが始まった!

 11月1日、東京都渋谷区のアイビーホール青山会館において、2018年次RJCカーオブザイヤーのスタートとなる「6 ベスト」選びの公開開票が行われた。これは昨年の11月から今年の10月末日までに登場した国産車と輸入車、それにテクノロジーから会員の投票によって6つの対象候補を選ぶものだ。

 ここで選ばれた国産・輸入車各6台、もしくは6技術が11月14日に栃木県のツインリンクもてぎに集結して覇を競う。当日決まった各ジャンルの6ベストを以下に紹介しよう。

 

2018年次RJCカーオブザイヤー 一次開票結果


メーカー名 車    名  
1 ホンダ N-BOX
2 マツダ CX-5
3 スズキ スイフト
4 ダイハツ ミライース
5 トヨタ カムリ
6 トヨタ C-HR
7 スズキ ワゴンR  
8 マツダ ロードスターRF  
9 ダイハツ トール  
10 トヨタ タンクルーミー  
11 トヨタ レクサスLS  
12 トヨタ レクサスLC  
13 スバル SUBARU XV 辞退

 

 

2018年次RJCカーオブザイヤー=インポート 6ベスト


 メーカー名 車    名  
1 ボルボ V90/V90 CROSS COUNTRY
2 BMW MINI クロスオーバー
3 アウディ Q2
4 シトロエン C3
5 アルファロメオ ジュリア
6 プジョー 3008
7 BMW 5シリーズ  
8 フォルクスワーゲン ティグアン  
9 アウディ A5シリーズ  
10 レンジローバー ヴェラール  
11 アウディ Q5  
12 ポルシェ パラメーラ  
13 ランドローバー DISCOVERY  
14 アウディ R8 スパイダー  
15 キャデラック TX5 CROSSOVER  
16 シボレー カマロ  

 

 

2018年次RJCテクノロジー オブザイヤー 6ベスト


技術名  
1 新型N-BOXの軽量化技術
2 ステアリングアシスト機能付BLIS (後方車衝突回避支援機能)
3 新しいquattroシステム
4 ダイナミックフォースエンジン2.5
5 新開発ハイブリッドシステム
6 新開発1.4L直噴ターボエンジン
7 アイサイト・ツーリングアシスト 辞退